寒い日が続く中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

新潟は1度雪が降りましたが、このブログを書いている現在、幸いなことに雪は降らず雨が続く天気になっております。

ですが、曇っていることには変わりなく、日光が遮られる日が続いております。

ダイビングでも明るさは重要で、まずは視界の確保、続けて色の鑑別と、目に見えて重要や役割を果たします。

突然ですが、皆様は『光の単位』はご存知でしょうか?

気温は『℃』重さは『kg』長さは『m』等、色々な単位がありますが、光を表す単位は3つあります。

『cd(カンデラ)』『lm(ルーメン)』『lux(ルクス)』です。

ではこの3つの単位の違いをご存知でしょうか?

それぞれどういった意味を持つ単位なのかについてお伝えします。

光の強さ(光度)を表す「カンデラ」

カンデラは国際単位系(SI)における「光度」の単位です。

光度とは、光源から特定の方向へ照射される光の強さのことです。わかりやすく言うとライトのある部分を正面から見つめたとき、光の強さはどれくらいかを表す単位です。

これを表す単位がカンデラ(cd)です。

カンデラとはラテン語でろうそくを意味する言葉で、英語のキャンドル(candle)と同じ語源の言葉です。

1cd(カンデラ)は、一般的なろうそく1本の明るさとほぼ同じとなっています。

カンデラは見る角度によって強さが変わるので、ダイビングライトの明るさに表示されることは少ないです。

ちなみに<カンデラ=ルクス÷距離の2乗>です。

光の総量(光束)を表す「ルーメン」

ルーメンは国際単位系(SI)における「光束」の単位です。

光束とは、ある面を通過する光の明るさを表す物理量のこと。わかりやすく言うと、光が照らしている範囲の端っこから端っこまで、光の明るさを全部測って合計した値がルーメンです。(lm)と表します。

1ルーメンは「すべての方向に対して1カンデラの光度を持つ標準の点光源が1ステラジアンの立体角内に放出する光束」と定義されています。

照らされた面の明るさ(照度)を表す「ルクス」

ルクスは国際単位系(SI)における「照度」の単位です。

物体の表面を照らす光の明るさを表す物理量のこと。

これを表す単位がルクス(lux)です。

1ルクスは「1平方メートルの面が1ルーメンの光束で照らされるときの照度」と定義されています。

ルーメンが照明器具自体の明るさを示しすものであるのに対して、ルクスは照らされた面の明るさを示すものです。

 

ダイビングライトの明るさは主にルーメンを用いています。

およそ1000ルーメンのものから、最大3000ルーメンのものまでありますので、購入の際はショップ店員さんと相談して購入する事をおすすめします。