今年もあっという間に雪が消え、桜の季節が過ぎ、梅雨に入り、ジメジメとした空気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

当ショップも春ごろから、お客様が増え出し、講習やツアーも定期的に行っております。

Blogの更新が途絶えたのは、目も回るほど忙しかったからです。決してサボタージュしていたわけではありません(笑)

現在も、定期的にツアーや講習は行っておりますが、ご希望の方はメールや電話から申込みをお待ちしております。

 

さて、今回は水中で見える色について記していこうと思います。

まず、人間は目に光として感じる波長範囲の電磁波を色として認識します。。波長範囲の下限は360-400 nm(ナノメートル)、上限は760-830 nmである。1 nm = 1×10-9 (0.000000001) mです。波長によって異なる色感覚を感じ、紫(380-430 nm)、青(430-490 nm)、緑(490-550 nm)、黄(550-590 nm)、橙(590-640 nm)、赤(640-770 nm)として認識されます。

人間の視覚が色を認識するのは、網膜の視細胞である錐体です。人間の錐体には3種類あり、それぞれ青、緑、赤色の光を認識します。これらの3種類の錐体によって、すべての色を表現することができます。

 

さまざまな波長の電磁波における可視光線

ちなみに周波数行きが細かくなると、紫外線→X線となっていき、これがいわゆる「放射線」と言われるものになります。

周波数が大きくなると、マイクロ波になり、電子レンジで使われているものになります。

 

 

ここで水中でみるときはどうなるでしょうか?

このダイバーのオクトパス(黄色いホース)とカメラのレンズフレーム部分(赤い円)を見てください。

本来であれば、もっと色鮮やかですが、青みがかって本来の色ではなくなっていますね。

これは部分的に起こる現象ではなく、海に潜ると視界全体が青くなります。

したがって海の中では、赤から順番に波長が長い色ほど見えなくなっていきます。

最終的に残る色は青になります。

 

いかがですか?皆様の実感がわきにくい内容かもしれませんが、楽しんでもらえたら幸いです。