みなさんこんにちは

COVID-19の感染者数は増減しており、落ち着かない中、緊急事態宣言も発令されました。

そして、豪雨が続いており、雨音がガラスを叩かない日が少ない状況も続いています。

今回は雨の日のダイビングについていくつか記していこうと思います。

①そもそも雨の日でもダイビングは出来るの?

雨だけであればダイビングを楽しむのに問題はありませんが、低気圧や前線の影響で風が強く吹き、波やうねりが大きい場合は、ダイビングが中止になることもあります。

ビーチダイビングの場合、エントリーやエキジットの危険性が増し、ボートでの移動も危険が伴います。特にエントリー地点に石があると、滑って転ぶリスクも高まります。

万が一漂流した場合、波が高い状況だと、水面での捜索が難しくなります。同様に、あまりにも激しい雨で視界が不良の際も、ダイビングは中止にした方がよいでしょう。

②海の中はどうなっているの?

雨が降っていると、晴れの日より透明度(見える範囲)が低くなります。原因は太陽の光が射さなくなることで、特に水深10mくらいまではその差が如実に現れます。

ですが「普通の雨」と言える降り方であれば「若干暗いかな?」と感じる程度で、水中では雨が降っていること自体、忘れてしまうことがほとんどです。

またダイビングスポットの近くに川などがある場合、雨によって、海に流れ込む水量が増えると、海の中が濁り、透明度が悪くなることがあります。

さらに水底が砂や泥の場所では、うねりによって、水底物が巻き上げられ、視界が悪くなることもあるので、ガイドやインストラクターの指示に従うことは鉄則です。

③雨の日に気を付ける事は?

雨の日は晴れの日と比べて気温が低くなります。

太陽が出ていれば、濡れた体もすぐに乾きますが、雨が降っていると、海から上がった後も体が濡れた状態なので、気温が高い夏の時期でも体温が奪われやすくなります。

ダイビングを終えたらすぐに着替えるか、合間の休憩時間にウエットスーツや水着を着たままであれば、きちんと体を拭いて、ウインドブレーカーなどを上に羽織り、防寒対策をしっかりと取りましょう。

また、施設によってウエットスーツを着たまま入ることが出来る入浴施設が併設されている箇所もあるので、利用しましょう。

いかがでしたでしょうか?ダイビングは競争するスポーツではなく、水中世界を楽しむスポーツであるため、少しでも恐怖心や体調の変化を感じたら、無理することなく、すぐに引率のスタッフに申し上げてください。