Three-iとは?
スリーアイは1994年に設立された「潜水団体」です。
私たちは、スリーアイのことを「潜水指導団体」ではなく「潜水団体」と呼んでいます。
それは、ダイビング、スクーバダイビングに限らず、スキンダイビングやスノーケリングといった、いろいろな海へのアプローチをとらえ、指導だけではなく海を通じたライフスタイルの提案をしていきたいと考えているからです。
もっと、もっと海を身近に、そして楽しみを感じてみませんか?
理念
海を最初に見たとき、その雄大さに心をうたれ、水面の下にはどんな世界があるのだろうと興味をそそられました。
そして、海に親しみ、泳ぎ始めたときに、私たちの可能性が大きく広がったのです。
はじめは、機材に頼らずに水中へ泳ぎだしました。マスクとフィンを使うとクリアーな視界と、より広い世界を獲得することができました。
私たちの興味はつきません。
「もっと永く、深く、広く」海の世界を知りたいと。
SCUBAはその可能性をより広げました。私たちの興味は可能性を生みだし広げています。
それは海に泳ぎだしたいという根本的な願いからだったのです。
私たちは、水中で自由自在に存在したいのです。
そのためにも泳げるダイバーの育成に力を入れています。
これは、万が一のアクシデントにも対応できる可能性を広げることでもあります。
また、水中生物へ与えるストレスも最小にできるでしょう。
私たちは、水中を自由に泳ぐ魚のようなNekton(ネクトン)であり、時にはBenthos(ベントス)のように海底をじっくりと留まり、思考しまたある時は海に身をまかせるPlankton(プランクトン)のように海では自由自在な存在になりたいのです。
地球規模の環境破壊が危惧される今、海洋の自然保護を真剣に考える必要のある時代です。
私たちは環境を正しく評価することのできるダイバーの育成が急務であると考えています。
「定点観察」は私たちの持つテーマの一つです。
日本には四季があり、海は季節ごとに景観を変えていきます。
また、同じように見える海でも、視点を変えると異なった顔を持つことに気がつきます。
観察し続けることで多くのことを知ることができるのです。
永くダイビングを楽しむ仲間たちと素晴らしい海を次の世代につたえましょう!
Three-i理念より引用
Three-iでは、ダイバーの潜水技能、知識、経験により以下のランクを設定し認定活動を行っています。
認定基準、所定の課程を修了した者、及び検定を合格した者に認定証が交付されます。
■ スクーバー・コース
スクーバー・コースは、限られた水中での滞在を、タンクの空気を呼吸することで、水中で安全により長く楽しむことを可能にします。目指したい目的や、楽しみたい目的とスキルによって、深い深度や各種の環境、ナイトやボートのダイビング、安全管理、チームやグループのリーダー資格、インストラクター資格など、各種のコースを用意しています。
◎ ベーシック
概要
- まだダイビングの講習を受講したことがない方(ノンダイバー)に提供するプログラムです
- ダイビング技術と知識の基本をマスターするためのコースです
- インストラクターの指示に従って行動する事が要求されますが、海況判断等の経験を要する技術を求められることはなく、いわゆる海を親しむランクです。
- インストラクター、ガイドダイバーについてダイビングを楽しむ事が出来ます。
受講条件
- 12歳以上
コース時間
- 講義時間:8時間を目安
- 実技時間:15時間を目安。スキンダイビング2回、スクーバダイビング4回
講義内容※詳細は店舗にお問い合わせください。
- 適正について(健康、体調、体力、水慣れ)
- 潜水環境について(浮力、水圧、視覚聴覚、熱、抵抗、波、流れ)
- 生物(自然保護、漁業への協力、危険な生物)
- 器材(三点セット、保温スーツ、ウエイト、タンク、レギュレーター、BC、計器類)
- 高気圧障害
- 安全対策(バディシステム、リーダー、セルフレスキュー)
筆記テストを行い、知識の習熟度を確認します
実技
- スキンダイビング:マスク、スノーケル、フィン、保温スーツ、ウエイト、ブーツ、グローブ、BCDを使用し、器材の使用方法からダイビングの仕組み、遊泳方法などの講習を行います。
- スクーバダイビング:スクーバ完全装備を装着し、システムや器材の使用法、呼吸方法など海洋で実習を行う。
オープンウォーターダイバー(OPEN WATER DIVER)
概要
- 計画潜水を実施する能力を養成し、自分自身の体調や状況についてコントロールが出来る事を目標しています。特にパニックの予防と対処についてしっかりと体得する。
- 初心者講習として、ベーシックプログラムを併せて開催しランク登録を目指します。
- マスターダイバー以上のダイバーについてダイビングします。
受講条件
- 12歳以上。ベーシックダイバー以上の認定を受けている
コース時間
- 講義時間:6時間を目安
- 実技時間:6時間を目安。スキンダイビング1回、スクーバダイビング2~3回
※ベーシックコースとオープンウォーターコースの併用
- 講義時間:11時間を目安とする
- 実技時間:17時間を目安とする。スキンダイビング3回。スクーバダイビング6回。
筆記テストを行い、習熟度を確認します。
講義内容
- ベーシックの復習
- 高気圧障害
- 水中ナビゲーション
- 計画潜水
- 安全対策
実技内容
- ベーシックの復習
- 水面疲労ダイバーの救助
- スクーバダイビング実技
- コンパスワーク
- 計画潜水
◎経験ダイブ
概要
- ベーシックダイバー、オープンウォーターダイバーの経験を増やすためのプログラムです。
- ガイドツアーとは別であり、「テクニック経験ダイブ」と生物の見方などのアドバイスを加えた「ナチュラリスト経験ダイブ」あります。
受講条件
- ベーシックダイバー、オープンウォーターダイバーの認定を受けている。
コース内容
テクニック経験ダイブ
- ビーチダイビング:べた凪
- ビーチダイビング:波、うねり
- ビーチダイビング:決められたエントリーポイント
- ボートダイビング:アンカリング
- ボートダイビング:ドリフト
- 視界不良(1m以下)
- 視界不良(5m以下)
- 水深30mまでのダイビング
- ドロップオフでのダイビング
- 珊瑚礁でのダイビング
- 低水温でのダイビング
- ドライスーツでのダイビング
ナチュラリスト経験ダイブ
- 砂地の魚
- 岩場に群れる魚
- 岩場に潜む魚
- 珊瑚礁に群れる魚
- 珊瑚礁に潜む魚
- 餌付けの観察
- エビやカニの観察
- イソギンチャクの観察
- トサカ、ヤギの観察
- 珊瑚の観察
- 貝の観察
- タコ、イカの観察
- ウニ、ヒトデの観察
- 海草の観察
◎アドバンス・ダイバー(ADVANCED DIVER)
概要
- バディ単位でのダイビングを安全に実施できる能力を養成するプログラム
- 計画の立案、及び実行をバディ単位で行うためナビゲーショントレーニングに重点を置き、多様なダイビングポイントやダイビング活動を取り入れる。
- 海況の変化にも対応し、自分自身をコントロールでき、バディの不調についても気づき、レスキュー出来る能力を開発する
- トレーニング課題は必須項目と選択項目があり、選択項目はテーマダイビングから選んで実施。
受講条件
- 15歳以上
- オープンウォーターダイバー又は、それ同等以上の認定を受けていること
- オープンウォーターダイバー認定後、10本以上のダイビングの経験があること
コース時間
- 講義時間:8時間を目安
- 実技時間:20時間を目安。スクーバダイビング合計8回。他スキンダイビング1~2回、スクーバダイビング6~7回の合計8回。
筆記テストで習熟度を確認します。
講義内容
- オープンウォーターの復習
- 環境
- 器材
- 潜水障害
- 水中ナビゲーション
- 計画潜水
- ボートダイビング
- 大深度潜水
- ナイトダイビング
- ロープワーク
- 安全対策
実技内容
必須項目
- 水中ナビゲーション
- レスキュー
- 計画潜水
選択項目
- スキンダイビング装備による水面遊泳
- スキンダイビング
- 大深度潜水と減圧のシミュレーション
- 環境調査と研究
- ボートダイビング
- ナイトダイビング
- 視界不良潜水
- 捜索と回収
- 軽サルベージ
◎レスキュー・ダイバー(RESCUE DIVER)
目的
- 事故防止の考え方に基づき、事故を未然に防ぐ能力を養う
- レスキュー活動のパターンに学び、もし事故に遭遇した場合には救助活動に参加できる能力を養う
受講条件
- 15歳以上
- アドバンスダイバー又は、それ同等以上の認定を受けていること
コース時間
- 講義時間:4時間を目安
- 実技時間:9時間を目安。他スキンダイビング1回、スクーバダイビング2回の合計3回。
講義内容
- 救急法
- 心肺蘇生法
- 止血法
- ダイビング障害と応急処置
- 事故の原因についての講義
- 救助方法
- 一般自己管理
実技内容
- CPR、AED
- 止血法
- 基礎技術
- 海洋での次の救助方法を実践
◎マスターダイバー(MASTER DIVER)
目的
- メンバーレベルにあったダイビング計画が立案でき、グループのコントロールが出来るチームリーダーを養成するプログラムです
- メンバーをまとめつつ、ナビゲーションの技術を中心に考えたグループコントロール能力を養います
受講条件
- 20歳以上
- レスキューダイバー又はそれと同等以上の認定を受けていること
- アドバンス認定後、講習以外に20本以上のダイビングの経験があること
コース時間
- 講義時間:20時間を目安とする
- 実技時間:12時間を目安とする スクーバダイビング4回
知識
- 知識
- 物理
- 生理医学
- 潜水環境
- 安全対策
- 計画潜水、グループコントロール
※筆記テストで習熟度を確認します
実技
- 基礎技術
- レスキュー
- 心肺蘇生法(CPR、AED)
- グループコントロール
テーマダイブ
概要
- 色々なダイビングの価値と危険性を理解し、安全に楽しむ実力を身に着ける
コース内容
- ビーチダイビング:べた凪
- ビーチダイビング:波、うねり
- ビーチダイビング:決められたエントリーポイント
- ボートダイビング:アンカリング
- ボートダイビング:ドリフト
- 視界不良(1m以下)
- 視界不良(5m以下)
- 水深30mまでのダイビング
- 水深30m以深のダイビング
- ドロップオフでのダイビング
- 珊瑚礁でのダイビング
- 低水温でのダイビング
- ドライスーツでのダイビング
- ナイトダイビング
- 水中写真、水中ビデオ
スペシャリティー・コース
◎ナイトロックス・ダイバー(NITROX DIVER)
概要
- ナイトロックスⅠ(O2:32%)、ナイトロックスⅡ(O2:36%)を使用して安全にダイビングを実施できる
- ナイトロックスを使用してリスクマネジメント、ダイビング計画を練ることが出来る
受講条件
- 15歳以上
- オープンウォーターダイバー又はそれと同等以上の認定を受けていること
コース時間
- 講義時間:3時間を目安とする
- 実技時間:4時間を目安とする
講義
- ナイトロックスダイビングの概要
- 窒素の影響について
- 酸素中毒について
- ナイトロックスのダイブテーブルについて
実技
- 空気潜水とナイトロックス潜水について
◎DAN酸素プロバイダー
(DAN OXYGEN PROVIDER)
医師や医療機関から離れている環境で発生したダイビング傷害者の多くのケースで、医療機関に引き継がれるまでに一刻でも早い酸素の投与は、その効果を発揮します。
DAN酸素プロバイダーは障害の悪化を押さえる目的で酸素を事故者が吸うのを補助できる資格です。
世界的なDAN普及活動の「潜水事故における酸素供給法」は、資格のある現役のDAN酸素供給法インストラクターがDAN基準に従って行なうコースです。
□ 受講資格
- BASIC DIVER 以上の全ての認定ダイバー
- 年齢12歳以上
□ 教習内容
- 解剖学と生理学の復習(呼吸器・循環器系)
- 酸素の必要な緊急事態の徴候と症状
- 潜水事故の傾向
- 酸素とその危険
- 潜水事故における緊急事態での酸素の効用
- 酸素供給器材
- デマンド式タイプの器材
- 定流量機器
- 注意事項その他DAN指導基準
インストラクターコース